貴重な人類の財産を護るために、国宝・重要文化財等の防災対策を強化しましょう(2)
美術工芸品を保管する博物館等の防火ガイドライン(抜粋)(令和元年8月8日)
美術工芸品の国宝を保管する博物館等では、多くの施設で消火設備等を設置しているが、約半数が30年以上経過し、老朽化による機能低下の恐れがある。
補助金令和2年度(要望額) 10億円(前年0.8億円) 補助率最大85% |
【文化財の特性に応じた防災対策】
♦消火器または簡易消火用具文化財の特性や周辺の環境等を踏まえ、適切な消火器を設置しましょう。 ♦屋内及び屋外消火栓設備人員数など管理体制の状況に応じて適切な屋内消火栓設備等を設置しましょう。 ♦ガス消火設備消防法令上の義務がない場合でも、有効に消火を行える場合には設置が望まれます。 ♦消防用水(貯水槽、貯水池等)消防法令上の義務に応じて適切に設置するとともに、定期的に点検し、正常に利用できる状態としましょう。 ♦防火戸(防火扉、防火シャッター)・防火ダンパー展覧区画については、文化財の安全とともに、観覧者の安全にも配慮しましょう。 ♦動力消防ポンプ設備(可動式等含む)適切な水源の確保に留意してください。 |
「ヤマトプロテック(株) Yまがじん No.207より抜粋」